|
||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||
「わあー可愛い!」とか「使ってみたいね、これ」とか、ひと目見ただけで言われるような、インパクトのある作品を作りたいという松本さん。 今回の「めでたづくし」も目だってますよ。これらは、正月、結婚、出産、節句、開店祝いなど、めでたい時をさらにめでたく、にぎにぎしく、かわいく演出できたらという思いを込めて作りあげた作品。 額もすべて手作りで、アクリルを貼って浮き出るような立体感、躍動感を強調しています。さすが、今にも鯛が飛び出しそうですね。 とにかく目立つ作品を作りたいという彼女が、陶芸を始めたのは短大卒業の年。「就職しようかと迷っていた時に、九谷焼の研修所があるよ、と何げなく言った父の言葉がきっかけでした」。 |
陶芸を始めてすぐ、単なる土の固まりから好きなように形を造り、完成させていくその魅力にとりつかれてしまったそうです。
最近では、一風変わった形の器やパステル調の色使いなど独自のカラーを見いだしたほか、桜のモチーフを得意とし、さまざまな作品に展開しています。 思いっきり作陶を楽しみたいけど、陶房では陶芸教室を開催しており、子育ても真っ最中。時間が足りない中、夕食後から夜中にかけて仕事をするなどして奮闘中です。 「いづれは、この仕事は松本いづみでなければ、と名指ししてもらえるような作家になりたいですね」と茶目っ気のある目がにこやかに笑っていました。 |
| |||||||||
|