小野内 俊夫 
〒923-1217 
石川県能美市仏大寺6 
TEL/FAX:0761-91-3207 
「なんだかわからないけれど、
そばに置いておきたいね」という魅力が魅力

黒い箱 LL


 7,500円(1個)
 6,000円(1個)
 4,500円(1個)
 3,500円(1個)
左上より
フリーカップ 細


 3,000円(1個)
 3,000円(1個)
 6,000円
「自分を表現する手段が土。これからもずっとやきものを続けていけるよう願いながら、毎日土に向かっています」と、誠実な小野内さん。大学では経営学を専攻していましたが、学生時代に通った陶芸教室で土の魅力に取り憑かれ、大学卒業後は九谷焼技術研修所で3年間学んだ後、松本佐一先生のもとで2年間働きました。昨年4月に石川県が、九谷焼技術研修所の卒業生の自立を支援するために「自立支援工房」を開設しましたが、その一期生として入居し、自らの作品づくりを開始しました。ものづくりから、個展の開催、販売の管理までひとりでこなすのは大変ですが、自分の責任であり、良い意味でのプレッシャーから創作のパワーが湧いてきます。 「粘土をさわっていると、とにかく気持ちがいい。今はうまく説明できないけど」と謙遜しながら、技術に追われるのではなく、考え抜いて理想像に向けて努力を重ねておられる緊張感が、ひしひしと伝わってきます。黒っぽい食器は「何かわからないけど、そばに置いておきたいね」という魅力が魅力で、こう使って下さいというのではなく、使い手が「なんだかわからないけれど、買っちゃった」「こんな風に使ってみようかしら」といろいろ楽しめる、もの自体が個性を発し、メッセージを語りかけてくる、そんなものづくりを目指しています。自立支援工房に居られるのは3年間。3年後には真の自立が求められていますので、日々の挑戦は続きます。

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