秋山和之 
〒431-1203 
静岡県浜松市平松町121-2 
TEL:053-487-0885 
置く場所や見る角度によって、
表情がかわるのが楽しい器お酒を注いだら、
もっとその揺らめきが楽しめそうです。

小鉢

おちょこ
冷酒入れ(背高)
    (背低)
 13,000円(1個)
11,000円(1個)
10,000円(1個)
5,000円(1個)
5,000円(1個)
「ここも金沢市」と疑いたくなるような、深い渓谷の道を下って、川を渡り、また上った小さな村に「おしがわら工房」があります。この工房は金沢卯辰山工芸工房でガラスを学んだ作り手さんの自立を支援しようというもので、金沢市が古い小学校の建物を改修して作ったものです。秋山さんは、このガラス工房を創作の拠点としており、静かな自然に恵まれた環境は、ガラスの器づくりには最高とのこと。何年か前、友人を訪ねてフランスを旅した時、バカラを見て、その見事なまでのカットや透明感もいいけれど、秋山さんが好きなのは、明治の頃のガラスの、乳白でどこか温かい感じだそうです。 3年前の初個展以来、秋山さんのファンも少しずつ増えてきたようで、出身地の浜松で教会のステンドグラスを制作したり、年3回〜5回の個展など精力的です。火のパワーをガラスに込める作業は、瞬間的技の勝負。「リラックスしながらも、無意識のうちに最高の瞬間がでればなあと、これまでは色や模様だったけれど、今はもっと形にこだわりたい」と手にした今回の作品は、小さなガラスのパーツを並べて、焼き、吹き込んだもの。置く場所や見る角度によって、ガラスの表情がかわるのが楽しいという秋山さんの器ですが、お酒を注いだら、もっともっとその揺らめきが楽しめそうです。

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