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いつも元気で威勢のいい山崎さんは、代々続く九谷焼「葵窯」で、やきものの生地作りに励む、地元では腕利きの職人です。ですから普段は地元の作家さんから頼まれた生地作りで、毎日100個も200個も作っています。 まだお若いので、いつも同じ仕事ばかりだと飽きてしまいます。でも何を作って、どう発表してよいかわからない。そこで、石川県クラフトデザイン協会に入っていろいろとチャレンジです。 銀彩シリーズは、銀箔を張った山崎さんのご自慢です。技術に裏打ちされた端正な造形で、現代的なアートの香りが漂います。その中でも「メッセージスタンドorペーパーウェイト」はただ置くだけでもキラリと空間が引き締まります。 | ビアカップは、ビールだけでなく、キリリと冷酒が美味しそう。呑む前から酔ってるような大胆な歪みは、ろくろが上手くないと出来ない形です。九谷では珍しい端正で精緻なまでの造形に、「シャープだけど、どうも生活臭さがないな。早く結婚して、所帯じみろ」と言う人もいるようですが、あちこちの公募展に出品しては結構上位に入選したりして、複雑な思いだそうです。でも、以前「どっちの料理ショー」を見ていたら、山崎さんが作ったぐい呑みがでていて、驚いたけどとても嬉しく「難しく考えず、このまま思うとおりに作っていこう」と心に決めたそうです。 |
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