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奥様に手伝ってもらいながら、仲良くガラスを作っているのが内藤広宣さん。内藤さんは東京のご出身で、東京ガラス工芸研究所を卒業後、しばらくは能登島ガラス工房で働いていました。 1993年、内藤さんが29才の時、能登島ガラス工房のサマースクーリングで知り合った奥様と、やきものや木工、石などいろんな作り手が集まる白山麓の「吉野工芸の里」に工房を開設しました。 普段使いのガラスが制作の中心ですが、ギャラリーからの受注品を作ったり、体験教室もされており、キャスト、吹き、サンドブラストなどいろいろと、初心者には手とり足とり楽しませてもらえます。 空間をガラスで彩ることが夢なので、オブジェにもご熱心。 | 沢山のランの花が展示してある吉野谷村の観光施設「花ゆうゆう」の庭には、内藤さんが作ったバレーボールほどの大きさのいくつものガラスの卵が、高さ3mほどの大きな金属の巣箱のオブジェにのっかり、見るものを楽しませてくれています。自然に影響されるのか、能登島にいたころは、海の表現になったりもしていたそうです。でも今は、山の中にいるからか、これからは寒い秋冬にも使える涼しくないガラスも作ってみたいそうです。大量生産では出来ないものを、使い手が楽しく感じるものを作っていきたい、そして自我の熟成と子育てには田舎が一番と真剣にガラスに取り組まれています。 |
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