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浅田漆器工芸は代々の木地屋さんでしたが、浅田孝さんの代から、独自の商品の企画と販売をするようになり、3年前に、山中漆器産地では珍しい工房兼ショップもオープンさせました。 昨年の9月から今年1月まで「山中温泉ギャラリー散歩」という企画があり、制作体験や、総湯でお湯に浸かったり、三味線を弾いたりというコースの中で、浅田さんのお店では蒔絵の体験を受け持ちました。お客様から大変喜んでいただいたそうですが、こうしたお客様と直接お話しすることが一番の楽しみです。 最近は東南アジアからの安価な商品も多いのですが、木に対するこだわりはもちろんのこと、山中独自の技術であるろくろの薄挽きと、線挽きを生かして差別化をしていきたいと研究熱心です。 | 卓上膳は、自然な木肌を生かし、塗りと木目の調和のとれた仕上げになっています。カジュアルな感覚でトレーとして使ったり、花台や、小物を置いたりと気軽に使えそうです。花器はお月見をイメージしたものですが、花の表情によって、三日月を移動させるとその空間が変化して楽しいものです。実は、ろくろで中心をずらして三日月状に挽くのは名人芸で、腕のいい職人がいるからこそ、難しい企画の商品作りができるのです。お店の2階では、拭き漆のデーンとしたテーブルや椅子用の囲炉裏テーブルに、奥様が小物をコーディネートされたりして、お客様にどうしたら喜んでもらえるかと、日々創意工夫の積み重ねです。 |
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