吉田宏之 
吉田漆器工房 
〒928-0001 
輪島市河井町21-64 
TEL:0768-22-2246 
FAX:0768-22-9148 
いろんな人たちに、漆の美しさを楽しんでもらいたい。
漆の「てれっ」とした表情で、
お酒が「するする」喉を通りそう。

アクセサリー 円盤7個型
球1個+四角2個型 1個  8,000円
1個  7,000円 たる33個型
三角錐4個型 1個 25,000円
1個  8,000円
乾漆片口
1個 30,000円
乾漆ぐい呑み・大(朱、黄溜、緑溜)
1個 13,000円
乾漆ぐい呑み・小(朱、黄溜、緑溜)
1個 12,000円
おちついておっとりした雰囲気の吉田さんは、上塗り師として家業を継ぐ4代目です。昭和36年輪島で生まれ、いつか役に立つこともあるだろうと、神戸の大学では化学を専攻。 友人たちが大企業に就職していく中で、あまり迷うことなく輪島にUターン。家業の上塗りをしながら、途中、輪島漆芸技術研修所でも漆を学びました。その腕と性格のせいからか、 厳しい時勢ですが産地の皆に支えられ、家業のほうはお陰様で順調とか。そのまま何も考えずに上塗りを続けていてもよいのかもしれませんが、友人に誘われるがままに、 ここ何年かは「伝統の輪島塗ばかりでなく、現代生活が求める漆の形を自らで考えよう」という商品開発の研究会に参加しました。 だけどダラダラと続く言葉になっていない作り手の議論に最後まで耳を傾け、きちっと問題点の整理をしてくれる、さすが理工系」と信頼は厚いようです。 勉強会のメンバーからは「吉田さんはおっとりしていて、熱い議論には入ってこない。 そんな吉田さんからの提案が、アクセサリーです。漆は食器や調度品を中心に、家の中で使用するものですが殆どです。でも、自分が誇りを持って続けている塗りの仕事の魅力を、 もっといろんな人に味わってもらおうと考えました。家の外でも使ってもらえますし、古代より日本人の装飾品としてきた漆の美しさに親しんでもらいたいという気持で一杯です。 片口とぐい呑みは、漆や塗りの「てれっ」とした表情を表現したつもりです。持ってみると軽いのですが、乾漆仕上げです。色の違う漆を重ねて塗っているので微妙な色合いが楽しめます。 柔らかな雰囲気の仕上げで、角度により陶器にも見えたり、持ってみた時の「ほっ」とした感触のやさしさも感じていただけたらと思います。

ギャラリーのメニューへ 平成11年度選定品カタログのtopへ