八井貴啓 
(株)大徹八井漆器工房 
〒928-0012 
輪島市横地町2 
TEL:0768-22-0790 
FAX:0768-22-1798 
大切な森の恵みを形にしてみました。
とろろ昆布のおにぎりやお蕎麦が似合いそうな涼しげな漆です。

網代盆
1個 38,000円
網代盆(足付)
1枚 80,000円
網代丸皿(大) 網代小判皿(大)
1枚 7,000円 1枚 5,000円
網代丸皿(中) 網代小判皿(小)
1枚 6,000円 1枚 4,000円
網代丸皿(小)
1個 5,500円
(株)大徹八井漆器工房は、元来は「八井漆器店」。父・汎親さんの代で会社組織とし、屋号を(株)大徹八井漆器工房として、二代目の舵取りが貴啓さんです。 貴啓さんは昭和44年生まれとお若く、この業界ではまだまだひよっこですと自己紹介。東京で日本画を学んだ後、石川県立輪島漆芸技術研修所で漆器の基礎を勉強し、父・汎親さんの元に弟子として入りました。 相撲界ほど厳しいものではないようですが、修行は長い人生の土台ときつく仕込まれたようです。最近は父子二人展が好評だったようで、ファイトファイトの毎日ですが、伝統を守りながら日常楽しんで使える器作りに励んでいます。 ここに紹介するあすなろ網代組シリーズは、台風でなぎ倒され、放置されたままの「あすなろ (石川県の県木)」の木を、何とか使えないかと考えて、作られたものです。竹に編んで漆を塗ったものはいろいろとありますが、竹は漆をはじくため本当は塗りにくい素材とか。 でも、あて材は漆の吸収性が良く、漆そのものと、木の美しさ、しなやかさが表現できて、網代に組む事により、軽やかさ、カジュアルさも表現出来たものと思っています。 漆器というと汁ものという寒い季節のイメージがありますが、とろろ昆布のおにぎりや蕎麦を盛ったり、鮎の塩焼きをのせてみたり、涼しげな夏を演出できそうです。 輪島塗というとどうしても伝統にとらわれてがちですが、 柔軟な発想とフットワークのよさでいろいろと新しい商品開発に取り組む八井さん親子です。

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