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獅子吼高原のふもとで、旦那さんとお二人でやきもの作りに取り組んでいるのが中村亜紀子さん。中村さんは金沢美術工芸大学のグラフィックデザイン科の卒業後、デザイン事務所で広告制作の仕事をしていました。 小さな頃から九谷の色絵が大好きで、たまたま仕事で制作していたカタログに紹介されている陶芸店に窯が在ると聞き、訪ねたところ店員募集中。店員として働いていましたが、太っ腹の社長のお陰で窯場で作らせてもらえるようにもなりました。 結婚した相手がまたやきもの一筋の人でした。旦那さんは結婚を機に独立して窯を持ち、好きなものを作れる嬉しさで一杯でした。 やきもの大好きな使い手の一人として世の中を見ると、こんなに沢山の器が溢れているのに欲しいものがありません。 今は「好きでたまらないというものを作りたい」という思いで作っています。 | ないかしらと目をこらし、気に入った素材を見つけると、自分が表現したい柄とどのように組み合わせたら良いかと創作意欲が膨らみます。アクセサリーは伝統工芸品と違い、日々使えるものです。 そして洋装でも和装でも、若い方にもお年を召された方にも楽しんでもらえる世界です。今回紹介するものは、全体に大振りかもしれません。でも少しお年を召された方からは「もっと大きいのがあってもいいわよ」と励まされ、 展示会に声を掛けてもらえるようなことがあれば、時間の許す限り出かけていって、お客さまのいろいろな声を聞くようにしています。 これからはアクセサリーだけにこだわらず、部屋を飾る小さな額、ガラスの器などいろいろなものにチャレンジし、蒔絵の装飾性の楽しさをいろいろな人たちに楽しんでもらおうと思っています。 |
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