アイスクリーム皿 拭漆内朱 |
1個 7,500円 |
貴人向付 拭漆 |
1個 3,000円 |
茶漉受け(大)拭漆手編金具付き |
1個 12,000円 |
茶漉し・茶こぼしセット 拭漆 |
1組 15,000円 |
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応量器 古代朱 |
1組 28,000円 |
禅僧食事三点揃 古代朱 |
1組 10,000円 |
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日常の器からお寺さんからの注文のものなどいろいろ作っている小谷口さんですが、その心は「ほんまもの」が基本です。
お茶道具も扱ってきたため端正な程良い緊張感の仕上がりで、現代生活を見つめ直した企画力でグッドデザイン商品にも何点か選定されています。今回ご紹介するのが「応量器」。
もともとは曹洞宗の禅僧の食事用ですが、一人が1セット持っていれば、すべてまかなえます。お寺さんで使われていたものは、形と数に無駄がなく、修業中は黒の器で高僧になったら朱の器を使えるそうです。
スプーンとへらがとても可愛く見えますが、禅僧食事三点揃のへらは布を巻いて食器を洗うときに使うそうです。工業デザイナーの秋岡芳夫さんが、3人の子供たちが幼稚園に入る時に買い与えたのが応量器だと聞いたことがありますが、 |
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大人が一番気にいっている一番良いものを与えるのが「大事」の基本かもしれません。茶漉し受け(大)は、男の手に馴染む大きさです。金網が手編で、持った時の感触も良く、適当に温度を感じられます、向付は、口許に、香りを、味を、運ぶ、そんな思いで作りました。
漆の朱にアイスクリームが美しく映え、自然の涼をそそると思います。 漆は水分を吸って乾くため、漆を乾かす梅雨時は製作の手が止まります。そんな時こそ、有機栽培の野菜作りに余念がありません。草むしりは大変なのですが、いい野菜づくりにもこだわっています。
伝統工芸も伝統芸能も、その根幹は農業と林業に連なっていることを忘れてはならないと語る小谷口さん。いいものを作っていると、いい人に会えることを喜びに製作に取り組んでいます。 |