赤地さんの器の数々は「普段使える食器を。赤絵で。」とこだわり続け、その経験に裏打ちされた手慣れた形と赤絵が、見るもの、使うものを魅了しています。
そんな赤地さんからの提案は、とても楽しい表情の動物の調味料入れで、石川県デザインセンターと石川県クラフトデザイン協会の商品開発の勉強会に参加して作られたものです。
この勉強会は、いろいろな分野と違った年齢の作り手がグループになり、生活者がどんな生活をしていて、どんなものを望んでいて、それでは自分は何を作るかということを考え、作るものでした。 |
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今回は、いつもと違う事をやってみたくなって作ったもので、自分では若い30代くらいの家族の食卓をイメージしています。そして金の色使いがとても生きています。
象は醤油かソース、牛と馬の小さな蓋付きの注器は酢か醤油、少し大きなカバの器はバター、ヒョウは胡椒入れでライオンは塩です。猿はからしのようですが、何を入れて食卓を楽しむか、使う人が自由に楽しめそうな器です。
ずっと生活の器にこだわり続けてきた赤地さんが垣間見せてくれる、楽しい楽しい形です。 そしてこの作品で、お客さんからどんな声が帰ってくるか楽しみにされています。 |