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独学だったため、今までかなり苦労してきましたが、オリジナリティがあるもの、今まで誰もつくっていないスタイルの紙をつくりたいと制作に打ち込んで、ようやくある程度の目途がついてきました。
現在はそれをいざ何に使うか、用途開発をどのジャンルにもっていくかを検討している段階です。紙工芸家としての地位を築いていきたいという思いもあります。
そのためにも、大量生産の紙の延長ではなく、手作りの紙を流通させていきたいと思っています。そして、次の世代に伝えていきたいですね。
もともとはグラフィックデザインを勉強していたこともあり、どちらかというとデザイン的な発想のイメージのものになります。
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作ったものに加工を施してそれをインテリア関連に流通していく形になればと思います。ある程度の大きさがあればスクリーンに使用したり、壁紙等にも利用できます。
今までの和紙のイメージではなく、手作りで、しかも使ってもらえる紙を作っていかなければなりません。本来、紙だけでは作品ではありません。
誰かが使うために備えるものなんです。何とかしてこの新しい紙の用途を作りたいですね。インテリアだったら何とかいけるのではと思っています。
紙が工芸品としてとらえられるような位置を築きあげたいんです。生活のためには売れるものをつくる方が手っ取り早いのですが、あえて自分独自のものに挑戦していきたいと思います。 |
