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東京出身ですが漆の勉強のために金沢に来ました。現在は東京での個展を中心に幅広く活動しています。
全般的にはオーナメントとしての作品が多いのですが、個展では2回ほど器物の制作も行っています。漆との出会いは大学受験のための浪人生の時。
以来漆工芸の美しさにあこがれの世界へ。当時、この道に進むきっかけと作った作品は、白鷺を卵殻技法で表現した松田権六氏の作品でした。
従来、漆は伝統の世界が主流だったのですが、徐々に現代的な分野も構築されはじめています。
新しい分野に挑戦しながら、伝統工芸の魅力ある世界も取り入れたい。漆の美しさをもっと多くの人たちに見てもらいたい。そんな気持ちで日々制作しています。
自由にそして斬新に。個人の生活空間に今までなかったようなかたちで漆が入り込める、
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そんな世界を目指して。現在は大きさも手のひらサイズのものがほとんどです。
小さいからこそ、凝縮された世界の中に、漆独自の加飾を展開し、より多くそして高度な技術を持つ作品を制作することができます。
ミニマムだからこそ高級な素材を使い精緻な表現を思う存分行うことができるのだと考えています。そして自分はこの世界が好きだし、向いていると思っています。
デザインルーツは古代文字や紋章、日本の家紋など。学生時代によく見た海外のクラフト雑誌は今でも発想の原点となっています。
最近はジュエリーにも興味があり、昨年はイギリスで開催されたジュエリーアート展にも出展し、作品も所蔵されています。 |
