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京都で手織を習い、郷里の富山で個展活動などをしていましたが、結婚後、夫も脱サラをして、夫婦共々、織りの道を歩んでいます。 渋柿は、昔の漁網や工芸の幅広い分野で使われており、堅牢度、耐水性、防虫効果等の特色をいかし、貴重な自然素材として書かすことの出来ないものです。 私のところでは、糸に渋柿染を施しており、布とは違い、たいへん根気のいる作業で、渋柿液に浸して天日干し、また浸すという繰り返しの中に時には雨にも当て、納得の色彩になるまでの工程が数ヶ月続きます。 | 天候によりさまざまな表情を見せてくれる糸を使って手織りをするわけですが、その堅さのため、女性では非常に扱いにくく織ることが困難なので、夫が染めと織り行って居ます。 私はその布の表情、風合いをみて、用途とデザインを考えながら作品に取りかかります。渋柿の上部な特色をいかし、袋ものを作ってみました。とても実用性に優れており、使うほどに味合いが出てきて馴染んできます。 |
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