|
愛知県瀬戸市に生まれ、九谷焼技術研修所で勉強し、今まで主人の焼物を手伝いながら陶芸に関わってきましたが、子育ても一段落したので、平成6年から本格的に自分の作品を作るようになりました。
さかなを作るきっかけは、皿の絵付けのためのデッサンをしていた時、偶然、知人にいただいた魚に目がとまり、粘土で作ってみたのがはじまりです。
最初のデッサンのモデルは“はちめ”で、10匹以上も描いて没頭してしまいました。当初は、用途となるはし置きのつもりでしたが、もっと楽しいものを、という意識からいろんな顔の表情だったり、様々な大きさに違えてみたり、自分自身楽しみながら制作しました。
|  |
置物だけにはこだわらず、食器の方も制作中です。赤や青といった色彩が多い主人の焼物とは異なり、久谷の五彩をしっかり取り入れ、カラフルで、それでいて落ちつきのある、使っても良し、置物としても良しといった、楽しいものづくりをテーマに作品を作っていきたいと思います。
用途も好きなように、ディスプレイ用にさかなを水槽の中に入れたり、または石の上に置いたりと、自由に眼で楽しみ遊んでもらえればうれしいです。
絵のモチーフは必ず、紙の上のデッサンからおこない、焼いた後の色も出来るだけ思った色が出せるよう努力しています。 |
