中山道男 
(株)マルトモ 
〒920-0059 
金沢市示野町西19 
TEL:076-267-3100 
独特な柿渋の艶と風合いが冴える。
一面の紙からインテリアの定番へ。


柿渋 和紙 座ぶとん(大)
1枚 10,000円
柿渋 和紙 座ぶとん(小)
1枚 16,000円
呉服屋で卸す和服類などを包む畳紙(たとうし)を主に作っていました。 しかし、年々需要が減ってきましたから、昔から染料として使われていた柿渋に注目しました。和紙を柿渋液で繰り返し染めては揉み、乾かす工程を経て、2・3ヶ月後になめし草のような落ち着いた茶色になり、耐水性をもつ、強靭な紙になります。 最初はネクタイや帽子などを作ってみました。素材のおもしろさだけで、いくつかのメディアや百貨店などで取り上げられるようになりましたが、一般の先入観は「使い捨て」「廉価」「洗濯不能」が主であり、「衣」から「住」の分野へ考え方を切り替えていきました。最近はインテリア感覚をおりまぜた商品を企画・開発しています。座布団もその一つです。 柿渋は天然の材料で、昔は自然発酵させていたため、嫌な匂いが生じたのですが、独自の製法を駆使し、熱殺菌処理し、酵母で発酵させて匂いをおさえました。 柿渋は漢方薬として、血圧低下、悪酔い防止などの有用性があり、また防虫効果やUVカットの効果など、様々な特効があります。 まさに衣食住、すべてのジャンルに有効利用できます。紙も自然志向で、木材パルプの林業生産ではなく、楮や三椏、ケナフなど農業生産できる材料にこだわっています。

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